お茶でもいれようか?
レシートはいかがしますか?
こうした質問をされたときに答える「大丈夫」という返答。これ、よく使う言葉だと思うのですが、つい最近この「大丈夫」に対し「大丈夫かどうかなんて聞いていない。」「大丈夫なんて失礼だ」という指摘を受けました。
何も考えず使っているこの「大丈夫」ですが、よくよく考えると確かに配慮にかける言い方かもしれない。ここではその理由や感じたことについて残しておきたいと思います。
この場合の大丈夫の意味
痛いですか?
大丈夫ですか?
こう聞かれた場合は「大丈夫」はそのままの意味でとらえられます。
ですが、はじめに紹介したケース
お茶でもいれようか?
レシートはいかがしますか?
などに対する「大丈夫」は、本来の大丈夫とは違う意味が含まれているように思います。
例えば
お茶をいれてくれるのは嬉しいけど今はいらない
お茶いれて欲しいけど忙しいところ申し訳ないから遠慮しておく
お茶は欲しくないからいれないでいい
このような思いをオブラートに包んだ結果、「大丈夫」という返答になっている気がします。
相手の求めている答えとは違う
お茶でも入れようか?
という質問で考えたとき、質問する側は「私はお茶をいれてあげたい。負担でもない。でもあなたはいらないかもしれないから念の為確認しておこう」と「お茶でも入れようか?」と質問してきているはずです。
なので、「遠慮する必要もなければ、いらないと言われる可能性も理解している、だから正直にいるかいらないか答えてください。」という気持ちになっていることでしょう。
それに対し、「大丈夫」という返答…。
これは確かに質問した側からするととてつもなく面倒。おそらく否定の意味で「大丈夫」と言っているのだろう。でもだとしたらハッキリと意思を示してくれた方が行動に移しやすい。といったように。
この遠回しであいまいな表現は好意に対して失礼な返事かもしれません。
意味分かるでしょ?は相手に負担をかける
いやいや「大丈夫」が否定の意味で使っていることは何となく伝わるでしょ。
こっちの遠慮の気持ちも伝えたいし、この微妙なニュアンスを伝えるのにちょうどいいんだよ。
そう考える人もいるかも知れません。
ですが、それは単に相手に負担をかけているだけ。あいまいな表現は相手が理解してくれることを期待しているだけです。もちろん本心が伝わらず意思の疎通ができないことだってありえます。
また、電話での営業電話や訪問販売でこの「大丈夫です」をあえて肯定と取り、商品を送りつけるといった詐欺的商法が以前あったと聞きます。あいまいさは相手に利用されることもあるんです。
ケースバイケースなのはもちろんですが、「大丈夫」の乱発は相手に気持ちを伝えきれなかったり、相手の好意を踏みにじったりする可能性があります。特に相手の機嫌が悪い時には要注意。私も自分の気持ちの伝え方を変えていきたいなと感じています。