プロスポーツのシーズンオフは移籍のシーズンです。(チームスポーツの話です)
シーズン中も移籍はありますが本格的なのはシーズンオフ。
新人の加入、契約の更新、解雇、トレードにFAなどスポーツ自体の楽しみとは別の楽しみがあるものです。自分が応援しているチームがどんな強化をするのかを中心に、移籍の噂に翻弄されながらワクワクする時期です。
ただ、逆に応援するチームに失望する時期でもあります。それは、自分の意に沿わない移籍があった場合です。
これはどんなプロスポーツチームを応援していても避けられないことなのかもしれません。なので、少し考え方を変え、失望しないもしくは失望さえ楽しむという考え方をするように最近はなりました。
今回はこのことについて少し。
納得のいかない移籍
以前、私の知っている人も納得のいかない移籍をキッカケにして苦しんでいました。
彼はアメリカのプロバスケットボールリーグ「NBA」のとあるチームを応援していました。そして彼はそのチームの生え抜きのスター選手が大好きでした。
NBAといえば日本の比ではないくらい大きな移籍が出てくるリーグです。
とある、シーズンオフ。彼の好きなその選手はトレードに出されてしまいました。
大好きな選手を失った彼はそのトレードに失望し、チームが嫌いになり、最終的にNBAに興味がなくなったと宣言しました。
アメリカの縁もゆかりもない土地にあるチームをそこまで応援していたってすごいことですよね。
少し大げさなようですが、野球にしてもサッカーにしてもバスケにしても、プロスポーツが好きな人にとっては大なり小なり経験があるのではないでしょうか。
Twitterを見ていて誰かが次のようなことを書いていました。「選手もチームも応援していていると裏切られることがある。唯一いつも一緒にいてくれるのはマスコットだ。」と。だからどうしたんだという気もしますが、ある意味その通りだなと妙に納得してしまいました。
どう消化するのか
話を戻して、失望しないためにはどうしたらいいのかについて少しだけ。
私はある程度引いた視点で見るようにしています。
結局のところ、誰もが納得する移籍なんてあるわけがなく、人それぞれ感じ方は違います。だから、失望しない方法なんて無いのではないでしょうか。あとは自分がどう消化するのか、消化するための理由を探してこれるかではないでしょうか。
一つの方法として、選手個人を応援するのにシフトすることがあります。移籍してもその人がいるチームを応援すればいいですし、その選手を中心に好きなチームをコロコロ変えればいいのです。そうすることで移籍という失望を消化するんです。
選手ではなくチームを応援するのであれば、納得のいかない移籍も含めてチームを応援すればいい。意に沿わない移籍があっても「いつものことだな」と客観的に見ます。チームを応援しているとどうしても選手にも感情移入してしまいますが、そこは「次のチームでも頑張れよ」の精神で見守るしかありません。
私はやりたくないのですが、チームに失望しチームに文句を言いつつチームを応援し続けるという方法ももちろんあるでしょう。
もう好きなように自分で消化するしかないと思うんですよ。
唯一これだけは馬鹿げてると思うのは、その移籍によってその競技自体に興味をなくす、観るのを止めるということです。
それ以外なら失望しても、文句言っても、悲しんでも、他のチームに鞍替えしても、いいと思うんですよ。同じような仲間見つけて慰め合いましょう。