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一級建築士が書く入門書 - 住まいづくりの知っとこ!で基本を学ぶ【感想】

家を建てる。

多くの人が持つであろう夢でしょう。

私も家を絶対に建てたい!というほどではないものの、建てれるものなら建ててみたいし、そういったことを想像をするのも好きです。

そんな家を建てることを実現するため、もしくは妄想を充実させるために「一級建築士が教えます 住まいづくりの知っとこ!」を読んでお勉強しました。

この本は電子書籍でKindle版はなんと0円!こういう本を手軽に読めるのはKindleのいいところですね。
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住まいづくりの知っとこ!の内容と感想

この本の著者は一般財団法人住まいづくりナビセンターです。各パートごとに書いている人が違いますが、全員が1級建築士とのこと。

建築士目線で住まいづくりの基本となる知識を紹介している1冊です。

内容としてはよくあるVS系の話題(戸建てvsマンションとか賃貸vs持ち家など)に始まり、どんな家に住みたいか、間取りの考え方、メンテナンスの大切さと続いていきます。

結論を出すのではなく、「こういった考え方もありますよ」「こういった設備もあるんです」といったように基本的な知識を教えてくれます。

間取りの考え方やどんな部屋がある家がいいかなど、どちらかといえば戸建てをこれから建てる人向きかなと思える内容です。ですが、マンションやリフォームを考えている人にも参考になる知識が、広く浅く紹介されているので読む価値はあります。

あくまでも入門書。0円で買える本。
これを念頭に入れれば納得の1冊。

不動産屋目線ではない1級建築士目線というのがこの本のいいところ。メンテナンスの大切さを建てる前から紹介してくれるところに「らしさ」を感じました。

マイホームの夢は変わっていく

読んでいるとふくらんでくる家を建てる夢。

私は昔から断然戸建て派でした。

広い敷地に平屋のおしゃれな家。周りは木々や花々で囲まれた庭。おしゃれなカフェや雑貨店が近くにあるような街。

夏場の軽井沢。軽井沢の別荘地にあるような建物が理想です。

ところが最近はマンションもいいなと考えたりもします。

都心の眺めのいい最新設備が整っているマンション。近くには駅があり、どこに行くにも便利。

こんな家もいいなと考えが変わってきています。

買えるものならマンションも戸建ても欲しいという妄想がふくらみます。

マイホームの理想は変わっていくもの。これが、家を買うことの難しさかもしれません。

生活の変化や気持ちの変化により別のところにも住みたくなる。じゃあ賃貸にしようかと思えば将来的な不安を感じたりもします。

何が自分の人生において正解なのかは分かりません。であれば、変化を見越した選択をしたい。

例えば家を買う時点で売ることを見越した家選びをする。リフォームのしやすさを考慮した家づくりをする。お金を貯めて複数の拠点を作れるようにする。賃貸生活でも不安を感じない資産形成をしておく。備えあれば憂い無しです。

まずは現実的なことをひとつずつ。理想や妄想も抱きつつ、ベースとなる住まいについての勉強をしておかないとすべてが不安定になります。ということで、この「一級建築士が教えます 住まいづくりの知っとこ!」から始めてみてもいいかもしれません。

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