事前情報なしに見た映画がなかなか重く、考えさせる内容でした。
その映画のタイトルは「世界一キライなあなたに」。
あとになって調べたところ、テーマについて賛否両論ある問題作とのこと。
確かにサラリと重い内容が突然出てきて驚きました。
あらすじも見ず、見始めた私にとってはかなりのインパクトを与えてくれた作品です。
出だし部分など多少のネタバレがあるかもしれませんが、極力ネタバレ無しで感想を残しておきます。
世界一キライなあなたにとはどんな映画か
とある大富豪の家で介護の仕事をすることとなった26歳の女性ルーと、大富豪ながら事故により四肢麻痺になってしまった男性ウィルの話です。
事故のショックから、ルーに対してキツく当たるウィル。
努力するルーに次第に心を許し…
といったありがちといえばありがちな話のスタートです。
これ以上はネタバレになるので控えます。
この作品は2016年に公開されたアメリカとイギリスの合作映画です。
舞台はイギリスの田舎町。ヨーロッパの田舎町の雰囲気がとても素敵です。
邦題は「世界一キライなあなたに」ですが、原題は「Me Before You」です。
正直、この邦題はあまりしっくりきていないように思います。なんか違うといった感じ。邦題にすることで分かりやすくなることもありますが、この作品に関してはちょっと違うと思いました。
主役はふたりとも素敵です。
特にルー役のエミリア・クラークはとてもかわいらしい。女性に好かれるような可愛さかなと感じました。彼女の作品中のファッションにも注目です。
テーマはとしてはあまり好きではない
映画やドラマ、アニメなどに共通して、私があまり好きではないテーマのひとつに当てはまりました。
感動と安易に結びつけていいテーマなのかということを考えてしまうからです。
とはいうものの、この作品はそれ以上のものを感じさせてくれました。
序盤に予想していた内容とは違い、「好きではないテーマ」とかどうでもいいと思わせてくれる内容だったのです。
単純にハッピーだったり、甘酸っぱい青春ラブストーリーが見たい人にはおすすめはしませんが、ぜひ一度見て欲しいと思えるおすすめの作品です。
リアルとの違いから感じるものもある
この映画を見ていて思い出したのが、「リアル」というマンガのことでした。バスケットボールマンガの「スラムダンク」の作者井上雄彦さんが書いている、車椅子バスケをテーマにしたマンガです。
内容はまったく異なるものの、何でもできるスーパーヒーロータイプの青年が、ある日事故にあうことで歩けなくなるという点は共通です。
まあ、ありがちな設定とも言えるのかもしれません。
ただ、事故を起こしてからの歩みは「世界一キライなあなたに」と「リアル」とでは違います。
障害の内容は違いますが、この歩みの違いが興味深く感じました。
「世界一キライなあなたに」では「リアル」を思い出し、「リアル」を読むときには「世界一キライなあなたに」のことを思い浮かべる。
そんなことをしていると、何か分かったような、まったく分かっていないようなよく分からない感じになりました。
ぜひこの映画だけでなく、「リアル」も読んでみて欲しいと思います。
どうやって見るか - 無料で見れるの?
DVDとBlu-rayが発売されています。
購入するかレンタルショップで借りてくれば見ることができます。
私のおすすめは動画配信サービスのAmazonプライムビデオで見ることです。
(※現時点では配信されていますが今後どうなるかは分かりません。配信されているかどうか詳細は公式サイトで確認してください)
「世界一キライなあなたに」はまだ新作なので、動画配信サービスでは見放題の対象作品ではありません。HuluやdTV、U-NEXTでは現時点は配信されていないようです。
Amazonプライムビデオは始めの30日間が無料で使えます。もちろん、気に入らないサービスであれば無料期間中に解約すればお金はかかりません。
つまり、お試し期間を利用して、新作の「世界一キライなあなたに」を無料で見ることも可能なわけです。
もちろん、Amazonプライムビデオのサービスが気に入れば引き続き使えばいいですし、気に入らなければお試し期間中に解約すればOK。
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おすすめしてみたい作品
あまり、映画をおすすめすることは得意ではありません。
好みもあるので、自分がおすすめした作品がつまらないと言われたくないからです。
でも、この映画はおすすめしてみたい。
どんな感想を持つのか聞いてみたいと思える作品です。
賛否両論ある作品です。
ですが、映画を見ていろいろ考えてみて欲しいです。