博物館動物園駅

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廃止された駅「旧博物館動物園駅」の一般公開で建物内部に入れる

博物館動物園駅をご存知でしょうか。

上野動物園や東京国立博物館、国立西洋美術館などがある上野には2004年までもう1つ駅がありました。それが博物館動物園駅です。

今では廃止されてしまい中には入ることはできませんが、外観は好きなだけ堪能することができます。外観は様式で、周囲にある博物館や美術館の立派さに調和しています。

とは言うものの内部も見てみたい!

そういう人のために、博物館動物園駅は一般公開されることがあります。

今回は一般公開で内部を見てきたレポートです。

博物館動物園駅とは?

博物館動物園駅跡のプレート

博物館動物園駅とは上野にある京成電鉄の駅で、東京国立博物館の隣に位置します。

1933年に開業し1997年に休止、2004年に廃止となりました。駅のホームは地下にあるのですが、ホームが短いことや利用客が少ないこと、地下のため改修にお金がかる、無人駅には防犯上できないというという理由が廃止となった理由としてあげられています。実際、近くにはJRの上野駅や京成電鉄の上野駅などもあり、そこまで必要とされなかったのかもしれません。

廃止後は内部に入ることはできず、非常避難通路として利用されています。

建物は洋式でどことなく国会議事堂のような雰囲気を感じます。駅のホームは地下なので、こちらの建物は地下へ通じる入り口。それにしては他の地下鉄の駅と比べてとても立派な建物です。

たまに一般公開されるが時期はいつ?

廃止されて以降、内部に入ることはできなくなりました。

ですが、たまに一般公開されることがあります。

単に一般公開するのではなくアートの展示会場として利用されることが多いようです。

私が今回内部を見学したのも、このアート展示で一般公開されている日を利用したものです。(ちなみに今回の一般公開は2019年10月18日から11月17日の金土日祝)

事前のアナウンスはどこでしているのかは不明です。下で紹介する京成電鉄の旧博物館動物園駅に関するページにも記載はありませんでした。なので、ネットで定期的に旧博物館動物園駅の情報を収集する必要がありそうです。

ちなみに私は以前の一般公開はテレビの情報番組で開催を知り、今回の一般公開はツイッターで知りました。

駅には見えない外観と薄暗い内部

博物館動物園駅の外観

外観は洋風で細かい装飾が見えます。

出入り口の扉は日比野克彦さんのデザインとのこと。

建物内部に入るとホールがありすぐに階段です。一般公開の範囲はこの階段を下り踊り場付近までとなっています。

博物館動物園駅の内部

ホールの天井


博物館動物園駅の内部

薄暗い内部


博物館動物園駅の内部

窓は閉じている

博物館動物園駅の概要とアクセス方法

名称 旧博物館動物園駅
住所 東京都台東区上野公園13番23号
開館 通常は開いていない
イベントなどでのみ一般公開される
参考サイト 旧博物館動物園駅|京成電鉄公式

【アクセス方法】
・京成電鉄京成「上野」駅、東京メトロ「上野」駅下車 徒歩12分
・JR「上野駅」公園口、「鶯谷」駅南口下車 徒歩12分
・東京メトロ「根津」駅下車 徒歩14分

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