どちらが先に言ったのかとかは関係ない。この二人のこの言葉がいい。
一人は真島昌利。THE BLUE HEARTS、THE HIGH-LOWS、ザ・クロマニヨンズのギタリスト。バンダナがトレードマークのかっこいい人です。
彼の言葉がこれ。
難しいことはわかりやすく、わかりやすいことは面白く、面白いことは深く。
- 真島昌利
Twitterでこの言葉を見つけたとき、「さすがだな」と真島昌利さんのことが好きな私は思いました。好きです。
そしてもう一人が井上ひさし。日本の小説家、劇作家、放送作家。正直あまりよく知らない。
彼の言葉はこれ。
むずかしいことをやさしく やさしいことをふかく ふかいことをおもしろく
- 井上ひさし
どちらもネットで拾ってきたので実際に言った言葉なのか、一字一句同じことを言ったのかはよく分かりません。でも多分このようなことは言っているようです。
内容は似ていて、多少順番が違うだけ。順番が違うだけで印象はけっこう違うが、どちらもなるほどと思わせる。
作詞したり、作家の人はこういう考えを持っているんだなと感心する。そして参考になりました。
正直なところ井上ひさしさんのことを全く知らないのでそこまで深く響きません。なので真島昌利さんの言葉として受け取ることにしました。
どうせ知っているだろうで手を抜かない
2人がどういう意図を持ってこの発言をしているのかは分かりませんが自分なりに考えてみました。
私は普通のこと、誰もが知っていそうなことを相手に伝えるときがとても難しいと感じています。どこまで説明したらいいのか分からないからです。
どれだけ詳しく伝えても、こんな簡単なことそこまで説明する必要あるのか?という疑問が頭に浮かぶ。結果、サーッと流して説明することが多くあります。そうすると説明する気があるのか何なのかよく分からない中途半端なことになってしまいます。
例えば「ホニャララ」という言葉を説明するとします。このホニャララをどこまで説明するのか。
簡単な言葉の場合、1行で終わらしていいの?詳しく書いたところで蛇足じゃない?こういう考えが頭に浮かびます。
(仮にこのホニャララが難しい専門的な言葉だとしても、そんな専門的な説明して興味ある人なんている?という考えが頭に浮かびます)
そこで彼らの言葉です。
難しいことを優しく分かりやすく伝える。
それだけでは退屈だから深く、そして面白く伝える。
ここで言う面白くは単にお笑い的な面白さだけではありません。少し違った視点からだったり、表現方法を変えたり、考え方はいろいろあります。
とにかく優しいことでも深く面白く伝えること。難しいことでも優しく、深く、面白く。
簡単なことについてどうせ知っているだろうと手を抜くくらいなら、その説明に必要性はなくなってしまいます。
みんなが知っていそうなことであっても、深く面白くオリジナリティのある伝え方をすれば、それはみんなにとって有益な情報となるでしょう。
二人の言葉に触れてみる
二人の言葉に触れてみることをお薦めしたいです。
真島昌利さんはブルーハーツやハイロウズ、クロマニヨンズで作詞を担当している楽曲もあります。
またその他にも作品を出しているので一度聞いて欲しい。彼の言葉を。
有名な楽曲としては、ブルーハーツの「TRAIN-TRAIN」「1000のバイオリン」。
井上ひさしさんは書籍を出版しています。
読んだからといって二人の言葉を実感できるかは分かりませんが、もしかしたら何かを感じ取れるかも。