「ここにちゃんこして」
「食べるときはおっちんしてね」
これ、どういう意味か分かりますか?
「ちゃんこして」「おっちんして」、これらはまだあまり話すことができないような小さい子に、「座ってほしい」ときに使う言葉です。「座って」とか「おすわり」と同じ意味です。
私はこの言葉を初めて聞いたとき、「え?え?今なんて言ったの?」状態でした。でもその子どもの親は当たり前のように「ちゃんこ」を連発。
これは何なんだ?方言なのか?幼児語ってやつなのか?
ということで調べてみました。
ここでは小さい子を座らせるときに使う幼児語を調べた結果を紹介します。調べてみるとこの手の言葉はいくつもあり、地方によっても家庭によっても違うようでけっこう興味深い結果に。身近で子どもが生まれたときにビックリしないように参考程度に読んでみてください。
座らせるときの幼児語・方言
ネットで「ちゃんこ 座る」と検索すると私と同じように疑問を持った人がたくさん出てきます。中でも、Q&A形式の質問サイトではこの疑問に対して多数の人から回答が出ており賑わっています。
そういうサイトで小さい子にお座りさせるときに使う言葉を調べたところ、いくつかのパターンがありました。
地域によっての違い、家庭によっての違い、詳しいことは分かりませんが、こういう表現もあるんだな程度に参考にしてみてください。
ちなみに、こちらで紹介する言葉は記事の下にある参考サイトに投稿されたものを集計して、多く見かけるものを選んだものです。
ちゃんこ系
ちゃんこして、ちゃんちして、ちゃんちゃんして、ちゃんちんして、ちょんちょんして
さらにはこれと似たもので
じぇんこして、しゃんこ、じゃんこして、じゃんして
また北海道などで多かったのが「おっちゃんこして」、「おっちゃんして」というものです。きっとこれはちゃんこに「お」を付けたものなんでしょう。
おっちん系
おっちんして、おっちんこして、おっちんとんして
これは関西地方を中心に西日本で多いようでした。
えんこ系
えんこして、えんとして、えんこたんして、えんこちゃしてえんちゃして
というようなものや、ちゃんこと似た「えんちゃんこして」という言い方もありました。
その他いろいろ
あっとんして、あんがーして、おいんとして、おしゃんこして、おしゃんこらして、おちょきんして、おちんとんして、とんちして、とんとんして、べべちゃんこして
その他にもいろいろあるようです。
子どもにお座りさせるときの言葉まとめ
今回参考にしたサイトへの投稿を見ると、地域によっての違いや家庭によっての違いなどがありました。この地域だとこの言い方といったようにハッキリとした区分けはあまり無いように感じましたが、参考にした投稿の地域の種類が一部の地域に集中していたりするので正確なところは分かりません。
その中でも多かったのは「ちゃんこ」「おっちん」「えんこ」の3つ。これに加え、これらと一部違う言葉、少し追加された言葉がありました。
これらの言葉、聞いたことがない人からすると少し変な響きです。聞き返したくなります。でも、使っている人からすると常識的な言葉らしく、同じ日本語でも通じないことがあるという面白さを感じさせてくれました。
他の方言もそうですが、「日本語であれば通じる」という固定概念を崩してくるこうした言葉にもっと注目していきたいですね。